ダイエットでは食事管理が最も重要
ダイエットジム「24/7Workout」は、3食キッチリ食べて無理なく痩せることを基本としていますが、好きな食べ物を好きなだけ食べていては、ダイエットは成功しません。ダイエットは食事が8割とも言われ、やはり食生活はダイエットに大きな影響を与えるのです。
食生活で気を付ける点は炭水化物を食べすぎない、いわゆる糖質制限が有効です。ダイエットの際には、筋トレに糖質管理を合わせて行う必要があるのです。現在は多くのダイエットジムで糖質制限を採用しています。
糖質制限ダイエットのやり方は?
ダイエットは体重を減少させることだけが目的ではなく、毎日の食事の中で糖質の摂取量を抑え、かつ週に2回以上の適度な運動を行って、理想の体形を獲得することが目標です。男性なら筋肉質の、女性ならメリハリのあるしなやかな体形が目標です。糖質制限を始めるにあたっては、糖質を多く含む食材とそうでない食材を知っておく必要があります。
食べていいものは脂肪分の少ない肉類、魚介類、豆類、きのこ類、葉物野菜類です。食事に際しては、葉物野菜から先に食べる癖をつけると脂肪増加に繋がりにくいと言われます。糖質を先に食べると血糖値が急上昇し、インスリンというホルモンがそれを抑えようとする際に糖質は脂肪細胞に蓄えられます。
野菜が含む食物繊維は糖質の体内への吸収速度を緩やかにし、血糖値が急に上昇するのを抑制します。ただ野菜の中にもイモ類やニンジン、トマトなど糖質の多いものがありますので注意が必要です。
ごはん、パン、麺類などは、基本的に糖質が多く含まれますが、近年では糖質を抑えたパン類も発売されていますので糖質量の表示を参考にするとよいでしょう。調味料類にも糖質が多いものがありますので、むやみに使用しないようにしましょう。アルコールは焼酎やウィスキーなどの蒸留酒か糖質オフのものを選びます。
糖質ダイエットはなぜ痩せるのか
糖質を含むご飯やパンなどを食事として経口で摂取すると、血液内の「ブドウ糖」が増え、いわゆる「血糖値が上がった」状態になります。血糖値が上がると血管を傷つけたりする恐れがありますので、身体は防衛反応としてすい臓からインスリンというホルモン物質を分泌し、血糖値を下げようとします。
血糖値を下げるということはブドウ糖が血液中から肝臓や筋肉という、いわば保管庫に蓄えられエネルギーとして消費される時期を待つということです。
ところが、糖質を過剰に摂取するとインスリンが大量に分泌され、ブドウ糖が大量かつ一気に肝臓や筋肉に運ばれます。すると肝臓や筋肉という貯蔵庫に入りきれず、あふれたブドウ糖が脂肪細胞に蓄積されてしまうのです。
ブドウ糖は生命活動に必要なエネルギー源で、筋肉内のブドウ糖は、運動などによりエネルギーとして消費されます。でも運動不足や筋肉量が少ない場合、筋肉に蓄えられるブドウ糖は少量ですぐに満杯となり脂肪になってしまいます。そこで、体内に入る糖質量を制限して脂肪となるブドウ糖をシャットダウンしようというのが糖質制限ダイエットです。
糖質ダイエットの注意点
糖質は過剰に摂取すれば脂肪増加の要因です。しかし、極端に制限すると、栄養不足、健康障害や筋力低下に繋がり、ボディラインも崩れます。ある程度の摂取は必要です。
また、必ず「食事管理」と「筋トレ」を併せて行うことが必須です。筋肉がつかなければ基礎代謝が高まらず、リバウンドしやすい体質になってしまいます。短期間での体重減少に一喜一憂しないことも大切です。
落ちた体内に溜まっていた水分や、筋肉や肝臓に蓄えられていたブドウ糖(正式にはグリコーゲン)が減少しただけの可能性もあるからです。ダイエットには食事管理と筋トレの継続が必要だと心得ましょう。